マベルMika式肌断食のメソッドで皮膚炎からすこやかな美肌になるためのスキンケアアドバイスをしています。
いたみゆいです。
私のお顔の皮膚炎経過についてはこちらをご覧ください。
皮膚炎になったらすぐに「洗わない・保湿しない」という脱洗顔・脱保湿のマベルMika式肌断食をしてみることをお勧めしています。
が!!
その判断がすぐにできる人は、非常に珍しいでしょう。
多くの人は、よく洗ったり、よく保湿したりと、真逆のことをがんばると思います。
ということは、後から「何もしない方がいい」と知った時には、すでに肌に対して”何か”しているはずです。
その”何か”を辞めたときに、何かしらの「悪化?」と思われるような症状が現れることがあります。
それを「リバウンド反応(離脱症状)」と呼んでいます。
この記事では、重度な手湿疹を身体の治癒力のみで改善させた私が、
・どのようなリバウンド反応を体験したのか(体験談)
・反省点から言える「リバウンド反応時期に気をつけると良いこと」
をお伝えしたいと思います。
脱ステロイドや脱保湿、脱洗顔によって、どのようなリバウンド反応が出るのか?には、個人差があります。
私が体験した症状は、当時は「辛い」と感じていましたが、そんなに強い症状ではなかったかもしれません。
感じ方にも、症状にも個人差がありますことをご理解の上、お読みいただけると幸いです。
手湿疹のリバウンド反応
脱保湿するまでに行っていたこと(治療法)
- ハンドクリームを塗る
- ワセリン系のコッテリした保湿剤を塗る
- ステロイド外用薬を塗る
- ヒルロイドを塗る
- ネットで見つけた主婦湿疹改善のための魔法のクリーム(?)を塗る
- 温泉水で手浴
- ミネラルを多く含むというお水をスプレー
- エッセンシャルオイルを塗る
ハイ。
これだけたくさん「何か」を塗って、治そうとしていました。
手湿疹は、10代の頃からちょこちょこ繰り返していたので、ステロイド外用薬には何度かお世話になったことがありました。
「塗るとすぐに治る」のが怖いと感じ、あまり使いたくなかったですね。
それでも、すごくひどくなって、いよいよ周りにも心配の声をかけられるようになり、仕方なく(?)皮膚科へ行くと、やはりステロイド外用薬を処方されました。
塗って翌朝、見た目は綺麗な皮が1枚出来上がっていたのに驚きましたが、ちょっと手を動かしただけでバキバキと亀裂が入り出血・・・。
「肌の表面だけ綺麗になって、土台の炎症は何も解決していないんだ。このまま続けるのは納得できないな。」
そう感じて皮膚科で治療することは諦めました。
最終的には、ワセリンに似たコッテリとした保湿剤を塗って、肌の柔軟性を保つことに落ち着いていました。
しかし、「塗っていないと、傷口がカピカピしたり手を動かしにくくなるのが不便だから塗っている」という感じで、「改善するから塗っている」というわけではありませんでした。
脱保湿を開始した時が一番ツラかった
2020年3月に、「脱保湿」をスタートさせました。
その直前の写真がないのですが、上の写真から4ヶ月が経ち、患部が広がっています。
記憶では、保湿をやめたばかりのこの時期が精神的にもとても辛かったです。
保湿しないと痒くなったり、痛みが出る。それをなくすためにしていた保湿を止めるわけですから…。
この頃、息子が2歳でした。
一緒にシャワーを浴びていて、その時だけは手を濡らしたりシャンプーやボディソープも手に取っていました。
シャワー上がり、手の水分を拭き取ったあと…
水分の蒸発が始まると猛烈に痒くて、でも掻くと傷を深くしてしまうので掻けなくて、本当にびっくりしました。
お腹にグッと力を入れてこらえていました。
今まで保湿されていたタイミングで保湿されない。となると肌が動き出す
私の手湿疹の脱保湿で起こったリバウンド反応を、皮膚科学的な言葉を使わずに、私の言葉で表現してみます。
これまで保湿されていた肌には、自力で潤う力が弱くなっています。
脱保湿によって急激な乾燥が起こり、その結果猛烈な痒みや痛みが生じた。
すごい勢いでカサブタが出来上がります。
これは炎症を改善するため、未熟な肌表面を守るため、などいろんな表現ができますが捉え方は人それぞれです。
ベタベタと保湿していた時に比べて、明らかに早いスピードで表面がカサブタになっていきました。
炎症が改善していくまでは、常に手肌に熱がありましたが、最初の頃(リバウンド時)には熱に加えて「腫れ」が顕著にみられました。
手全体がパーンと腫れて、赤みも強い時期が1ヶ月半ほど続いた
リバウンド反応がいつまでだったのか?
実は、うまく言えません。。。
ですが、手に熱を感じ、パーンと腫れた状態で赤みが強い時期というのは1ヶ月半ほどでした。
私の中で、この1ヶ月半がリバウンド反応の症状が出ている期間だったのかなと思います。
感覚になりますが。
そう思うのは、この1ヶ月半を過ぎたあたりから、赤みのトーンがだいぶ落ち着き、「腫れ」も半分くらいになったように感じたからです。
上の写真が脱保湿をして1ヶ月半が経った頃です。
赤みが違いますよね!!
私の手湿疹、脱保湿(脱ステロイド)失敗ポイント
失敗①シャワーを浴びていた
手を洗うこと、食器洗いや水仕事は避けていましたが、子供と一緒にシャワーを浴びて、シャンプーやボディソープを使っていました(汗)
炎症し、カサブタだらけ、傷だらけの手肌をお湯で濡らすと、カチカチになっていた皮膚がふやけていくので、なんだか快感のように感じてしまっていました。
しかし、それも刺激以外の何者でもないです。
シャンプーやボディソープに触れるのももちろん、超刺激です・・・
私はシャワーを浴びる時は仕方がないんだ、と思っていましたが、これを避けられたらもっと早くリバウンド時期を乗り越えられたと思います。
また、水に触れること自体が保湿になるという考え方もあります。
つまり、「脱保湿が正確にできていなかった」とも言えますね。
失敗②痒みを我慢し過ぎた
一番ツラいのは、やっぱり「痒み」です。
痒くて痒くて、でも掻いたらせっかくできたカサブタを剥がしてしまうし、傷つけてしまうし…。
それで、できるだけ我慢するのですが、私は我慢し過ぎて爆発していました。
アトピー性皮膚炎の痒みもそうですが、大人でも簡単に我慢できるものではありません。
痒みを我慢した結果、腕の皮膚を擦ってしまいました。
痒いところを掻くより、炎症のない皮膚を「こする」の方がマシだろうと思ったのです。
すると、その箇所まで炎症を広げてしまいました。
面でこすってできた傷は、治るのにも時間がかかるので、絶対にやってはいけないものだと、あとから知りました。
保湿せず、できるだけ濡らさずに乾いた状態でいれば、少しの掻きむしりにも耐えられる肌になる!
↑これは、本当です。
痒いなら、サッと掻いてしまった方がマシです。
我慢できるなら我慢する。でもその我慢を成功させるには「精神的な集中が必要」です。
例えば、子供が目の前で何かイタズラしていたとしたら、その我慢の集中はプツンと切れてしまいます。
私の手湿疹、脱保湿(脱ステロイド)成功ポイント
周囲の協力を得られた
パソコン操作するとき、マウスすら握れない状態になっていました。
当時の職場の上司にお願いをして、手をあまり使えなくてもできる仕事内容に変えてもらいました。
そして、家事、水仕事は旦那さんに全てお願いしました。
周りの人々が本当に温かくサポートしてくれたことは、とっても大きいです。
仕事を辞めた
手湿疹と顔の皮膚炎になったことで、私は「自分がこれまでやりたかったことをやっていく人生に切り替えなければ」という想いが強くなり、肌断食(顔)・脱保湿(手)をスタートして2ヶ月後には退職しました。
人と会っていると気を使ってしまい、疲れを感じるタイプなので、手湿疹改善にもとても良い選択だったと思います。
これは、性格にもよると思いますが、私の場合は仕事を辞めて自宅で療養していることがお肌回復に役に立ちました!
手湿疹は、患部が「手」なので、仕事を続けていく、家事をすることが、改善の妨げになってしまいやすいと思います。
可能な限り、手を使わなくて良いようにする。
これはポイントだと思います。
手湿疹・主婦湿疹のリバウンド反応を最短で終わらせるコツ、まとめ
- (できるだけ)水に濡らさない
- 洗剤や石鹸などの刺激も避ける
- お風呂やシャワーに入らない日を多くする
- 痒みを我慢し過ぎない(爪は短く切っておく)
- 手を使わなくて良い環境作り(周囲の助けを借りる・仕事を休むなど)
手湿疹は、とてもツラいものですが、必ず改善できるものです。
どうぞ1日も早く、何も気にすることなく手を使ってやりたいことができるように、がんばってくださいね!!