すこやかな肌とは、どんな肌でしょうか?
この記事では、CHURA HADAが目指す、「すこやかな肌」という状態がどのような肌なのかを解説します。
皮膚炎から健康な肌になるためには、段階を経て肌を育てていく必要があります。
最初に目指すのが、この「すこやかな肌」です。
明日、突然、「元気な肌」になるわけではない・・・
きっと、皮膚炎の状態から抜け出したいとき、
「寝て起きたら肌が生まれ変わっていて、皮膚炎になる前の元気な肌に戻っていたらいいのに!」
と思うかもしれません。
私もそうでした・・・!
でも、それって不自然なのです。
いきなり問題がなかったことにはならないくらい肌が炎症している状態が、「皮膚炎」の状態です。
なので、皮膚炎になったらスモールステップで、小さな成功体験を重ねていって、肌を少しずつ元気な状態に育てていくことが大切です。
すこやかな肌の2つの条件
1、炎症がない肌
ズバリ、「すこやかな肌」とは?
「炎症がない肌」です!
当たり前のようですが、すごく大切なので、ぜひ読み進めてくださいね。
炎症とは、主にこの2点からみます。
・視覚的な炎症
・感覚的な炎症
視覚的な炎症とは、赤み、湿疹(ブツブツとした状態)、皮剥け、カサブタといった、目で見て観察することのできる、肌の炎症性の変化をさします。
一方、感覚的な炎症とは、痒み、ヒリヒリ、ピリピリといった、感じ取ることのできる症状をさします。
視覚的な炎症があるけれど、感覚的な炎症がないケースもあれば、その逆のケースもあります。
「炎症がない肌」は、それらの症状がない肌ということになります。
2、バリア機能が保たれている肌
バリア機能とは、私たちの肌に本来備わっている機能です。
外からの異物の侵入を防いだり、あらゆる刺激から肌を守る働きをいいます。
肌の表面、角質層と呼ばれるところは、だいたい20層くらいの角質細胞が並んでいると言われます。
その角質細胞の間には、角質細胞間脂質(セラミドなど)があり、それらが肌の潤い(水分)を守ってくれています。
何らかの原因で角質細胞間脂質が減ってしまうと、潤いが保持できなくなり、角質細胞と角質細胞の間にすき間ができてしまいます。
すると、そのすき間から異物が侵入しやすくなり、痒みやヒリヒリといった敏感症状が現れるようになります。
皮膚炎から健康な肌へと変化させていくためには、このバリア機能が正常に機能するようになることが重要です。
ただ、何をもって「バリア機能が正常になってきた」と判断するか、が問題ですよね。
この判断をCHURA HADAでは、このようにしています。
・洗顔ができる
・保湿ができる
・接触によって過度な炎症が起きない
洗顔は、水や洗顔料が肌に接触しますし、皮脂や潤いを落とすという刺激でもあります。
保湿は、保湿剤の接触という刺激になります。
単純に、肌に触れるだけでも接触という刺激になります。
皮膚炎の急性期には、洗顔も保湿も、ちょっとした接触も肌にとって大きな刺激となってしまい、さらなる炎症を引き起こしてしまいやすいです。
しかし、肌の炎症が枯れていくとともに、洗顔しても荒れにくくなったり、保湿剤の接触に肌が耐えられるようになるなど、変化していきます。
肌に対して”刺激”となるケアが、「大きな”刺激”とならなくなった」、または「刺激になっていない」という場合は、バリア機能が正常に保たれているであろう、と見て、ケアをアドバイスさせていただいています。
皮膚炎から「すこやかな肌」になるには?
では、皮膚炎から、すこやかな肌になるためには、どうすれば良いのか。
まず、おすすめしたいのは、肌にとっての刺激を全て無くすことです。
洗顔をしない、保湿もしない、をしてみること。
ぜひ、こちらの記事も読んでみてくださいね。
いかがでしたでしょうか??
皮膚炎や肌トラブルによって、肌に炎症があるという方は、まずは「すこやかな肌」つまり「炎症がなく、バリア機能が保たれている肌」を目指していきましょう。
お肌は、日々生まれ変わっています。
皮膚炎や肌トラブルを、ぜひ土台からすこやかな肌を作る良いきっかけにしていただけると幸いです。