スキンケアアドバイザーのいたみゆいです。
実は…手湿疹、やってしまいました。
カサブタができていて、もう少しで良くなりそうなところで、揺ら揺らと揺らいでいたところ。
2019年に重度の手湿疹になったときは、まだ保湿剤を塗っていて、保湿していたのが良くなかったとわかってから、カサカサ乾燥させて治していっていました。
そして、年月をかけて良くなっていきましたが、手に全く何もない!という日々は短くて。。。
ずっと、一度出てきた炎症が枯れるのに1年くらいかかる…という感じです。
うーん。
そして、現在も手のひらや指の間に枯れていっていたカサブタがあったのです。
カサブタとなって、そのまま何もせずにいられたら、順調に枯れていくものですが
「痒み」によって、かいてしまいます。
普段は、かいても肌を乾燥させているから傷は最小限で済みます。
掻いたことで、分厚かったカサブタが薄くなり、少し楽になったように感じることもあります。
しかし、今回は、
手肌が柔らかくなるようなものを塗った状態で、急に痒くなってしまい、かいてしまいました。
それがいけなかった。
肌が柔らかくなっているときに掻いてしまうと、傷も深くなりやすいし、必要以上に患部が剥けてしまいます。
人の身体は、本当に良くできていますよね。
数年ぶりに、手肌から大量の滲出液が出てしまい、3日止まらないという事態に…涙
普通は滲出液が出てしまったとしても、数時間以内に固まってくれます。
そして、その下の患部はだいぶ回復するのです。
でも…今回は傷が深かったようで…
朝起きても止まってないし、翌日もずっと止まらなくて、焦りました。
3日目はガーゼを貼って過ごしました。
シャワーや洗顔もお休みしたというか、する気にもなれなかった、というのが正直なところ。
4日目の朝、起きた時は、ガーゼにたくさんの滲出液が沁み込み、膿のような液体も出ていました。
流石に心地よくなかったので、2日ぶりにシャワーを浴びて、ガーゼも優しく取りました。
現在はこのような感じです。
大切なことを思い出すきっかけに
今回、本当に落ち込みました。
ほんの一瞬の自分の過ちで、手がまたまた不自由になってしまった…。
洋服の袖を通すときも、手のひらを縮めないようにしないと、カサブタが割れたりせっかく止まった滲出液が漏れ出ちゃいそうなので、気を遣います。
手湿疹回復のために、ゆっくりな動きで生活するのは、数年ぶり。
今回は1日も早く、治して上げなきゃ!と自分で自分を守っています。
引っ掻いてしまったあの日の夜は、手が痛くて、寝付けませんでした。
「痛みより、痒みの方が辛い」
と思っていましたが、痛いのも辛いのだなぁ、と痛みを感じながら思いました。
自分を責め、苦しくなりましたが、症状を嘆くより、もう少し視点を高く持って見てみよう、と思いました。
目を閉じて、鼻から息を吸い、吐きます。
私という人間は、ちゃんと生きていて、手にできたら大きな傷を修復するために、血が手に集まっているのがわかりました。
まるでそこに心臓があるかのようです。
ただただ、身体はせっせと改善に努めていました。
「何も問題ないんだ」
「私は守られて、穏やかに治癒へと向かっているんだ」
そんな気持ちになりました。
痒みや痛みが感じられるときは、その症状の真ん中に自分の身を置くのではなく、ただただ無になる感覚で、ゆっくり目を閉じて深呼吸してみようと思います。
身体を信頼し、回復を妨げないよう、身体さまに私も寄り添っていきたい。
すごく、大切なことを思い出す手湿疹になりそうです。
ありがとう。私の身体。
ごめんね。私の身体。
でもやっぱり、ありがとうございます。