みんなと同じようにスキンケアしている。むしろ、みんなより熱心にスキンケアしている。
それなのに、私の肌はなぜこんなに荒れているのかな・・・
そんな風に思ったことはありませんか??
過去の私もそうでした。
美容も好きで、お肌のために色々とお手入れすることが大好きだったので、しっかり洗顔するし、保湿もするし、パックもするし、美顔器も使う。化粧品には1番お金をかけていたかもしれません。
それでも、なかなか美肌になれなかったです。
あなたももし、私と同じように「なぜか周りの人よりも肌が荒れやすい」とか「スキンケアを頑張ってるのに上手くいかない」と感じているなら、「繊細な肌」の持ち主なのかもしれません。
もし、あなたの肌が人よりも”繊細な肌”なのであれば、皆と同じスキンケア、一般的な常識とされるスキンケアは合わない可能性があります。
繊細肌に合わない美容常識
①ダブル洗顔で、しっかり汚れを落とす
「メイク汚れや外気の汚れ、肌にはたくさんの汚れがついているから、毎日しっかりと洗顔して落とす」
これが、一般的に言われていること。
確かにその通りで、汚れが肌に残っているのは綺麗ではないですし、しっかり落としてあげないと肌荒れの原因になることもあります。
しかし、繊細な肌にとって「洗顔」という行為は、実は結構刺激になります。
洗顔することで失われる皮脂や潤い成分。それらが落とされたあと、自分で潤いを回復させることもできるのが人の肌ですが、繊細な肌には、ダメージとなることが多いです。
肌体力が弱く、汚れを落とす目的の洗顔でさえ、メリットよりもデメリットが勝ってしまう場合もあります。
ダブル洗顔は刺激になる。毎日ダブル洗顔しなくても良いメイク方法を考えよう。
②ぬるま湯で洗う
「ぬるま湯でしっかりすすいでください」
こんな風に聴いたことはありませんか?洗顔したら”ぬるま湯で”すすぐ。これも一般的な美容常識かなと思います。
お顔には「皮脂」があります。「皮脂」は「油」です。油と水は馴染まないのですが、お湯など高温の水であれば落としやすくなります。(食器洗いを思い出して)
ぬるま湯で洗う、という常識は、もしかすると皮脂をしっかり落とすため、という観点で生まれたのかもしれない。
もしくは、冷たい水だと寒いから?かもしれません。
ぬるま湯で洗うと、水よりも皮脂が落ちやすくなります。皮脂が落とされすぎることも。
その結果、潤いが失われて繊細な肌にとっては刺激となりやすいです。
また、「ぬるま湯」のつもりが「お湯」で洗っていた、なんてこともないでしょうか?
寒い冬などは、お湯のほうが気持ち良いですよね。お湯だと、もっともっと潤いを奪ってしまうの、想像できますよね?
洗顔するときは、ぬるま湯ではなく、「ひんやり心地よい水」で洗うこと
③ベタつくまで保湿する
「とにかくいっぱい保湿をしましょう。肌がベタベタになるくらい、たくさん塗りましょう」
美容家さんの本などで、このような文言を目にしたことがあります。
特に夜のスキンケアでは、過剰だと思うくらいたくさんべったりと保湿するように、と書かれていました。
これは、「美容」的観点からすると、一部の肌の方にはすごく合うと思います。美容成分が肌に行き渡るか、化粧品が保湿効果を発揮することで、肌自体がプルンと潤う。
そう聴いたら、真似したくなりますよね笑
しかし、繊細な肌にとっては合わないなと、私は感じています。
保湿する、何かを塗る、というのは、化粧品の成分と接触する、ということです。
繊細な肌にとって「接触」は刺激になる可能性があります。化粧品が肌に合うか、合わないか、の問題にはなりますが、繊細で敏感な肌の場合は、たくさんの成分を肌にのせることがデメリットとしてはたらいてしまうことがあります。
もう一つの問題点は、そのお肌が皮脂を出せる肌質であれば、「保湿過剰」となって、肌の水分と油分のバランスが乱れて逆にトラブルになる、ということです。
肌の上には常在菌がいます。健康な肌を維持するための常在菌バランスがあり、そのバランスが乱れると肌荒れを起こしやすくなります。
保湿することで、いつもベタベタしている、という場合は保湿剤を塗りすぎているかもしれません。
保湿するときは、「ベタベタ」ではなく、「しっとり」程度でOK
美容には正解はない。でもあなたの肌の正解はある。
たくさんの美容情報があり、どれが本当なのか?何を信じていいのか?わからなくなりそうですよね。
今回は、肌が繊細な人ほど気をつけてほしいこと3つをお伝えしました。
繊細な肌にとって、よくある美容常識が合わないことがとても多いですし、それを採用してしまったために皮膚炎を発症してしまうケースも多いです。
ちょっとしたことでも、変えるだけで肌の悩みが改善することもあります。
外にある情報を精査する、というより、肌のことを知って、自分の肌にとって正解は何かな?という視点で美容を楽しんでもらえたらなと思います。