気血水（きけつすい）とは何でしょうか？
肌をすこやかに育てるために、より東洋医学的な視点がとても役に立つと感じています。
この記事では、「気血水」についてをまとめたいと思います。
目次
体の土台となる、気（き）
気（き）＝目に見えないエネルギーで、私たちの身体の土台になるもの。
「先天の気」と「後天の気」に分けられる
「先天の気」とは、生まれ持った気のこと。
「後天の気」とは、外から取り込む気のこと。
さらに、後天の気は「天の気」と「地の気」に分かれるといいます。
〈天の気〉とは、空気、日差し、日光など、自然界のエネルギー。
〈地の気〉とは、食べるもの、私たちが食することで栄養となるもののエネルギー。
「気」のはたらき
①推動（すいどう）作用
これは、身体を巡らせる力のこと。
新陳代謝や血液循環など。
②温煦（おんく）作用
体温を保つ力のこと。
③防御作用
目に見えないバリアを張って、体を外部からの邪気から守る力。
④気化作用
血と水（津液）を生成する力。
気虚になると、血と水も足りなくなる。
⑤固摂（こせつ）作用
内臓を正常な位置に保つ力。
内臓だけでなく、体液も正常な位置に保っている。
（例えば、不正出血や尿漏れなどをしないように）
「気」は、目には見えませんが、すごく重要なようです。
スマホでいう、「電源」と同じイメージで、「気」がないと私たちの身体は動いたり機能することができないのですね。
どのようにして「気」を補充することができるのか・・・？
エネルギーが満ちていく、元気になるのは、どんな時でしょうか。
お風呂に入る、寝る、深呼吸する、リラックスする・・・
こういった「心地よさ」を感じる行為は、この「気」を充満させることにつながるのだと感じます。
精神活動の土台となる、血（けつ）
身体に栄養と潤いを与えてくれるもの & 精神活動の土台となる。
やる気、意識がしっかり、記憶力、メンタルなど。
潤いを与える、水（津液）
血液以外の水分。潤いを与えてくれ、血の材料にもなる。
